心が壊れる

ほんとうに大切なもの

娘が赤ちゃんだったとき、だからずーっと前のこと。

その日は日曜日だった。

めずらしく、早くに休んでいた。

多分10時過ぎだったと思う。

玄関のドアを激しくたたかれた。

眠っていたけど、ドンドンたたかれたので、さすがに目を覚ましてドアを開けた。

寝ぼけ眼だったが、消防士が立っているのが見えた。

「火事はお宅ですか?」

「多分、違うと思うのですが……」

「このアパートから出火したと通報があったので、直ぐに外に出てください!」

あわてて夫を起こし、娘を抱いて外に出た。

そのとき夫に「娘の大切な物を持って出て」とお願いした。

外で待っていると、夫が娘の大切な物を持って来た。

なんと、紙おむつの袋を抱えていた。

「えーっ!なんで紙おむつなの?」

「大切な物って言われたから考えて、紙おむつだと思った」

私はあきれ返り、娘を夫に預けてアパートに戻った。

ちなみにこの時点で、どこからも火は出ていなかった。

 

部屋に戻り、私は見回した。

 

「大切な物ってなんだろう?」

 

そのとき、はっきり感じた。

 

「大切なもの物なんて何もない。
家族が無事でいたらそれで十分」

 

そして私が持って出たのは、
娘のアルバムだった。

 

結局ぼやで済んだようで、部屋には戻ることができた。

 

大切にするべきもの

 

 

 

 

 

 

 

そのときのことは、深く私の心に刻まれた。

 

私は断捨離が大好きだ。

物にあまり執着しない。

もちろん、お気に入りの物はたくさんあって、なくなったら悲しい。

でも物はいつか壊れるし、いたんでくる。

物を大切にすることは良いことだけど、執着しない。

 

ほんとうに大切なことは、心

 

自分の心

夫の心

子どもの心……

 

それは、大切に大切にしなくちゃいけないって思う。

 

だから、心が壊れるようなことを言っちゃいけない。

 

子どもは言うことを聞かないし、かなりひどいことを言ったりもする。

 

「きーっ!」てなるけどね。

 

でも、心が壊れるようなことを言っちゃいけない。

 

物は直したり、新しく買うことはできるけどさ。

 

心を修復するのは時間がかかる。

 

修復できればいいけど、できないままおとなになったりもする。

 

父はときどき私の心が壊れそうになるようなことを言う。

 

だからね。

 

子どもには、そういう思いをさたくなかったわけ(・・;)

 

 

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