大失敗

子どもに相談

私は悩み事があると、子どもに相談をする。

長男のことを次男に相談したり、三男のことを長男に相談したり…

あるとき、三男が小学校4年生くらいの時に私は長女のことを三男に相談した

すると三男は「ママ、押してもダメなら、引いてみなだよ」と言った。

私はそれを聞いて、深く納得した。

なんともナイスなアドバイスだった。

そんな具合で、けっこう助かっている。

次男に愚痴

次男は一番家にいる時間が長いし、聞き上手だし、一番相談することが多い。

次男が高校生の時だった。

私はこともあろうに、次男のことを次男に相談した。

そのとき、私はなんだか疲れ果てていた。

わが家は学校に行かない子や、行けない子が絶えずいる。

行けない子は、行きたいと思っても行けないので苦しむ。

それを見ているのもなかなか辛いものがある。

そういう日々だから、時々辛くなったり疲れてしまうことがある。

なんだか分からないけど、そのときは疲れていて、ちょっとマイナスな思考だったのだと思う。

そんな感じで相談というより、愚痴を次男に言った。

そして、言ってはいけないことをつぶやいた。

言ってはいけないこと

「ママは普通の子を育てたかった」

「お母様、普通の子というのはどういう子でしょうか?」

「学校に苦しまなくても行ける子、それから部活とか楽しんでできる子、あとバイトとかできる子」

これはとんでもなく、ひどいことを言っている。

だって次男は時々学校に苦しくて行けなくなるし、部活も辛くてやめたし、バイトなんかしたことがない。

皮肉で言ってるつもりはなかったけど、客観的に聞いたら、皮肉でしかない。

次男は黙って聞いていた。

普通の子になります

それから数日後、高校から帰って来た次男が言った言葉を聞いて、私は凍り付きそうになった。

「お母様、私は普通の子になることに決めました。
ですから、学校は休まずに行きます。そして、部活やアルバイトもすることにします。
それから、普通の子がどういうものか、学校で聞いてきました。
普通の子はお母様のことをババァと呼ぶそうです。
そして、ババァとは、お話はしないそうです。
ですから私は今まで、お母様のお話をたくさん聞いてきましたが、これからはそれをやめます。
そしてババァと呼ぶのは嫌なので、今後はあなたと呼ばせて頂きます。私は普通の子になれるように頑張ります」

多分、私は顔面蒼白だったと思う。

そして、直ぐに謝った。

半泣きだった。

「ママはあなたに本当にひどいことを言った。
今まで、あなたに話を聞いてもらって、どんなに助けられ、励まされていたか分からない。
それなのに、ひどいことを言って、あなたを傷付けた。ごめんなさい。
あなたはあなたのままで本当にすばらしいのに、そのことをママは一番よく知っているのに……
赦してもらえるかどうか分からないけど、ママは今まで通りあなたでいてほしいし……
だから、話してくれるまで、ママはずっと待ってる」

次男はそれを聞いても、ずっと黙ったままだった。

どうしよう

私は夫に電話をして「取り返しのつかないことをした。どうしよう」と話した。

夫は「大丈夫だから、心配すんな」と言った。

夫に話せてほっとしたけど、後悔で私の頭の中はグルグルしていた。

次男を深く傷付けてしまった。

そして、もう2度と口を聞いてもらえないのではないか……

次から次へと否定的な思いがかすめ、苦しんだ。

次回へ

 

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