小さなささやきに耳を傾ける

届かない

 

今年最後の講演は次男と一緒に高校で行った。

 

その学校で講演が決まったときから楽しみにしていた。

 

実は私が学んだ大学の、中学と高校の保護者の方への講演会だった。

 

ちょっとでもご恩返しができたら嬉しいという気持ちもあった。

 

200名以上の方が集まってくださった。

 

ところが講演の前にとんでもないことが分かったた。

 

前日必着で送ってもらっていた本のチラシと本が届いていない。

 

 

講演をするようになって13年。

 

ただの一度もそういうことはなかった。

 

講演後に皆さん、本を買ってくださる。

 

つい先日の講演でも50冊の本が完売。

 

全然足りなくて、ガッカリしてお帰りになった方もいらした。

 

なので、今回はたくさん送ってもらっていた。

 

前日の午前中必着で、

 

それなのに、本が到着したのは、皆さんがほぼお帰りになってからだった。

 

 

なんだか、分からないけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、おもしろいことに私は家にあった本をありったけ持って行っていたのだ。

 

だいたい、たくさん送ってもらっているのだから、家からわざわざ持って行く必要はない。

 

なのに、なんか持って行った方が良いと感じた。

 

そういう感覚を日頃から大切にしたいと思っているので、なんでかなぁと思いながらも持って行った。

 

23冊。

 

もちろん、足りなかったが、ないよりずっと良い。

 

そして、数人残っておられた方がいらしたときに本が到着したので、少しだけ買って頂くことができた。

 

〇〇急便は年末の人手不足でこういうことになったと言っていた。

 

ちゃんと「堀内祐子講演会、本、チラシ、必着」と書いてあったのに、そういうことだった。

 

 

それにしても、なんだか分からなくても、「こうしたら良い」と感じた気持ちに従うことがどんなに大切か今回、また分かった。

 

 

話がずっと前のことになるが、私の友人は仕事に行くときにいつもは電車なのに、その日は、どうしても車で行った方が良いと感じて意味は分からないけど車で行ったそうだ。

 

そして、その日、東北大震災が起きた。

 

丁度、お年を召して、しかも病み上がりの知人を見つけ、車で送りますと言って、車に乗ってもらった後に地震が来た。

 

もし、その方を車にお乗せしていなかったら、その方は地下鉄に乗っておられた。

 

そして、家にその日のうちに帰ることはできなかった。

 

ちなみに、私も彼女にその車に乗せてもらっていた。

 

車に乗っていなかったら、地下鉄の中だった。

 

どんなに怖かっただろう。

 

時間はかかったが、その日のうちに家に帰り着くことができた。

 

彼女は、「どうしてだか分からないけど、何度も車で行きなさいと感じて、その思いが強くて否定できなかった」と言っていた。

 

私もそういう経験が山のようにある。

 

 

小さなささやきに耳を傾けることの大切さ。

 

 

聞き従ったときのみに祝福は得られる(^_^)v

 

 

 

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