あるがままの私で幸せ
エリシャとの対面
名古屋に講演に来ている。
名古屋には友だちがいるので、泊めてもらった。
友だちに会うのも楽しみだけど、もう一つ楽しみにしていることがあった。
そこにはニャンがいる。
彼女と電話で話していると、いつも「ニャンニャン」かわいい声が聞こえる。
そして、やっとご対面。
エリシャは美しくかわいい猫だった。
私はエリシャに会えてかなり満足していた。
私が話しかけると「グルグル」言ってお返事をしてくれる。
それを見て友だちが驚いていた。
エリシャはお客様が来ると、決まってどこかへ隠れてしまって出てこないのだそうだ。
出て来ても「シャーッ!」と怒ったりするそうで、私の前に来たお客様は気の毒にいきなり噛まれたと言う。
エリシャは、私の手の上にかわいい白い手をポンとおいてくれたり、寝るときには私のベッドの上にも来てくれた。
大サービスだ。
そんなわけで私は幸せな時間を過ごした。
猫と、一緒に暮らすと
私の友人は犬や猫やうさぎと暮らしている人が多い。
だから、友だちに会うだけじゃなくて、ワンとかニャンと会うことも私の楽しみ。
彼らがそこにいるだけで幸せな気持ちになる。
あたりまえだけど、動物は人間の気持ちが分かる。
自分を好きでいてくれるのか、愛してくれるのか……
ちゃんと私の気持ちを分かってくれている。
初めて会っても……
私には大好きなワンとかニャンがいるのだけど、どうしてか分からないが、愛おしい。
確実に心がつながっていると感じる。
彼らは私に喜びや安らぎを与えてくれる。
わが家にもニャンたちがいて、家族として暮らしている。
鹿児島に講演に行ったときに、ある方が教えてくださった。
「猫はあるがままの自分でいいと教えてくれている。
あるがままの私で、充分幸せなのだ」と……
だから、猫と暮らしていると、知らず知らず自分らしく、肩の力が抜けて楽に生きられると言っていた。
「なるほどねー」
猫と、暮らすようになって18年。
確かに、私は人と比べるのではなく私らしく、あるがままの自分で幸せに生きてきた。
子どもたちも同様だ。
ニャンのおかげでもあったんだな。
ニャン、ありがとうね❤