生徒を守る

埼玉の校長先生

今日は中学校の先生方に講演だった。

最初に校長室に通されて、座っていたら、校長先生がお見えになった。

ちよっとお話しする中で、私が「親は子どもを守る役目がある」という話をしたら、校長先生は、「教師は生徒を守る役目があります」とおっしゃって、あるものを見せて下さった。

後ろを振り返ると、「500名の生徒を守る!」と大きく書かれていた。

その下にクラスごとの集合写真があり、生徒と先生の写真の横に全員の名前が貼ってあった。

色々な学校の校長室に伺ったが、初めてそういうものを見た。

写真のコピーを全員の先生に配っているので、校長先生を始め、先生方が生徒一人一人の名前を覚えて、他のクラスの子の名前も呼ぶことができるのだそうだ。.

「名前を呼ぶって大切ですよね」と言ったら、校長先生は「そうなんですよ」と嬉しそうにおっしゃった。

「生徒を一人一人守る」

そのためにはまず、名前を覚えるのだそうだ。

穏やかな笑顔の中に、強い意思を感じた。

校長室に子どもたちの写真が貼ってあったことをコラムで紹介しても良いですか?」とお尋ねすると「どうぞ、どうぞ」とおっしゃって下さった。

「教師は一人一人の生徒を守る役目があります」と真っ直ぐおっしゃる校長先生。

ほんとにステキだった。

神戸の校長先生

子どもたちが不登校だったり、発達障害があったりしたので、私は校長先生とお話しする機会が多かった。

なんせ、4人子どもがいるし、今住んでいる家は10件目。

引っ越しが多かったので、色々な学校に通った。

そして、たくさんの先生方、校長先生にお会いした。

だから、講演をするようになる前から、校長先生とは、よくお話をしていたのだ。

娘が不登校の時に、校長先生はこんなふうにおっしゃった。

「お母さん、娘さんの居場所がご家庭であることは健全です。
ご家庭で見守って下さい。学校は利用するものですから、図書室など、どうぞ使って下さい」

この校長先生とは、ほんとにたくさんのお話をした。

本音でお話してくださったのが嬉しかった。

東京の校長先生

講演で、伺った小学校の校長室で校長先生とお話しをしていると、「コンコン」とノックする音、校長先生が「どうぞ」と言うと、子どもたちが何人か入って来て、「校長先生、これ、お借りします」と言って、何やら遊び道具を持って行った。

数回、そういうことがあった。

その度に校長先生は子どもたちと言葉を交わしている。

聞いてみると、敢えて、遊び道具を校長室に置くことで、校長先生と子どもたちは話して、一人一人の生徒のことがよく分かると教えて下さった。

校長先生がおっしゃるように、子どもたちは気軽に校長先生と会話している感じだった。

その校長先生もあったかな方で、校長先生自ら、講演会の司会をして下さり、最後にはポロポロ涙をこぼされて、「感動しました」としばらくお話ができなかった。

その他にもステキな校長先生がたくさんいらっしゃる……

それにしても
「教師は生徒を守る役目があります」って言葉が今も心の中に温かく漂っている(*   *).。.:*

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