就活の話
内定授与式に出かけた次男。
まだどっちにするか決めかねている様子。
私はこの一年、次男の就活の様子を聞いてきた。
「楽しかったです」というときもあるし、ちょっと元気なく帰って来るときもある。
どっちにしても、私は次男の話を聞くのが楽しみでしょうがない。
「お帰りー」の次の言葉は「どうだった?」
「まぁまぁ、お母様落ち着いてください。それは夕飯のときにゆっくり話しますから……」
かなり、もったいをつけられるので、夕飯が待ち遠しい。
まぁ 自分でさっさと夕飯の支度をすればいいのだけど……
そして、待ちに待った夕飯。
食べながらだけど、身を乗り出して聞く。
その話がおもしろい。
失敗談もあれば、作戦成功のときもある。
どっちにしても、次男はその中からたくさんのことを、学んでいるようだ。
その、学んだことも話してくれる。
毎度、毎度、次男の成長が感じられて私は嬉しい。
今日は、ついでがあったので、車で駅まで送った。
そのときに話してくれたこと。
「私のバッグが古びていたので、面接してくださった方から聞かれました。そのバッグはどうしたのですか?」
「はい。これは父のお古です。就活を始めるときに父にお願いして、もらいました。すると、その方はおっしゃたのです」
「あー、やっぱり堀内君だよね。
そういうところはほんとに堀内君のステキなところだなぁ」
「なんだか勝手にその方の中で、私は良い人になってるみたいなのです。困ったものです」………
ダイニングで
もちろん、うちにも次男のようによく話してくれる子もいれば、あまり話してくれない子もいる。
その子の性格だし、無理にしゃべれってことではない。
でも、しゃべりたい子が好きなだけしゃべれることはいいことだと思う。
質疑応答の次男の返答を聞いて
「おーっ!」って思ってくださる方は多いと思うのだけど、実はうちのダイニングでの会話と変わらない。
私は子どもの話を聞くのが好きだ。
聞かねばならぬと思うことはない。
聞きたいだけだ。
おもしろがって聞いてくれる人がいれば、話したくなる。
「子どもの話を聞きなさい」
なんて、偉そうなことを言うつもりは全くない。
子どもの話を聞くのが楽しい。
子どもの話を聞くのが、大好き。
ただ、それだけ……
ちなみに夫や子たちはみんな、私の話をよく聞いてくれます(*^_^*)
子育てがハッピーになるヒント