保護者 卒業

明日は誕生日

明日、末っ子は二十歳になる。

つまり、明日わが家には未成年がいなくなる。

いくつになっても子どもは子どもなんだけど保護者ではなくなる。

特に末っ子はケータイをなくしたりして、新たに契約するときに保護者の同意書が必要になるため度々「おふくろ、サインして」というのがある。

つまり、これから保護者のサインがいらなくなるということだ。

本人もそこは助かるだろう。

しかし、早速「年金の手続きをしてください」という手紙も届いて責任も重く肩にのしかかってくるだろう。

何を言いたいのか……

images-3

 

 

 

 

 

 

三男は上の3人の子どもたちがひどく手がかかったので、それに比べると素直だし穏やかだし優しくて行動力があってこだわりもあまりないし、4人目にしてようやく育て易い子を授かったと感謝した。

でもその反面、アトピーはひどく喘息と耳のトラブルが多く本人は辛い思いをしたと思う。

おまけに小学生の時の交通事故の後遺症にいまだに悩まされている

思春期は小さい頃の育て易さとは関係なく、なかなか大変だった。

学校からの電話は4人の中でダントツだった。

ケントが多そうだけど、ケントはあまり学校に行かなかったので電話は少なかった。

しかし三男はまーまー学校に行っていたので色々やらかした。

そして荒れていた。

忘れられないエピソードがある。

三男は唯一の楽しみだった陸上部を顧問からやめさせられて「おれには何もなくなった。死にたいよ」と言っていた。

そして、発散するところがなくなりいつもイライラしていた。

ある日、三男は「こんな家、出ていってやるー。死んでやるー」と言って、外に飛び出した。

私も外に出て「そんなこと言わないでー」と三男の手を引っ張った。

しかし、身長は180を超えてる三男に太刀打ちができるわけもなく三男は私の手を振り払って行ってしまった。

どうしたものかと考えてみたけど良いアイデアがあるわけでもなく、予定通りスーパーに買い物に行った。

スーパーの中を歩いているとプリンが目に入った。

その瞬間「三男はプリンが好きだよな」と思った。

そして、「出て行ってやるー、死んでやるー」の三男にメールをした。

「プリンとシュークリーム、どっちがいい?」

するとライン並みの速さで返信があった。

「でっかいプリン」

でっかいプリンを探して買った。

家に入ると、さっき「二度と帰るかー」と言って出て行った三男がダイニングにいた。

「はい。でっかいプリン」と言うと三男は「ありがとう」と言って嬉しそうに食べていた。

う~ん かまってほしかったのね。
今回は……

なんか満足したのか、しばらく穏やかに過ごしていた。

子どもが「何を言ってるかではなく、何を言いたいか」ってことだと思う。

そんなわけで、本日、私「保護者」を卒業します\(^o^)/

 

堀内祐子が近日、講演を行います!

最終日には長男のケントも講演を行います!

こちらから申し込みできます↓↓

http://xn--x8jzbin1d.com/%E5%A0%80%E5%86%85%E7%A5%90%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%AC%9B%E6%BC%94%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA