責めない

ヒラパーで

なんだかずーっと前のことをふと思い出した。

 

ケントが幼稚園の年少さんのときのこと。

 

大阪に住んでいた。

 

なので遠足は枚方パーク、

 

地元の人たちからは、ヒラパーと呼ばれていた。

 

そのヒラパーの遠足にケントとまだ1歳の次男を連れて行った。

 

お昼を食べ終わったあたりだったと思う。

 

さっきまでいた次男がいなくなった。

 

まぁ そういうことはしょっちゅうなのだけど‥‥

 

すると、とんでもないことになった。

 

近くにあった吊り橋から次男が落ちたのだ。

 

下はコンクリート。

 

パニックになりながらも、となりにあった病院に抱いて行った。

 

結論から言うとかすり傷。

 

ほっとした。

 

直ぐに夫に電話をしたら、夫は「大変だったでしょう。お疲れ様」と優しい言葉をかけてくれた。

 

私が目を離したすきの出来事だったのにそのことを咎めることもなく、そう言ってくれたのだ。

 

そして、一緒に病院に行ったケントの遠足はそこで終了になった。

 

まだまだヒラパーで遊びたかったと思うのに‥‥

 

そのことをケントに謝ると「遠足は来年もあるから、ママ、いいよ」と言ってくれた。

 

次男が軽症だったことと、夫やケントの優しさで私の心は穏やかに幸せになった。

 

多動の次男を毎日見ることは本当に大変だった。

 

外に行くときはハーネスを付けたかった。

 

そういう毎日だった。

 

次男はたくさんの事故やケガをした。

 

それに加え、アトピーも喘息もひどかった。

 

多分、夫が一回でも私を責めたり、咎めたりしたら私はやって行くことはできなかった。

 

 

日本のお父さん

 

 

 

 

 

 

 

 

講演の中でも時々話すが、子どものことで困って、仕事中の夫に電話しても、夫は「そんなことで電話をかけてくるな」と言ったことが、これも一度もない。

 

4人の子どもたちが、アトピーに喘息、発達障害、加えて不登校でも、こうして子育てをなんとかやってくることができたのは、夫の支えがあったからだ。

 

もちろん、子育て自体は夫と二人でしてきたわけだが、圧倒的に家にいない夫は、私をサポートすることによって子育てに参加していた。

 

日本のお父さんは忙しい。

 

忙しくても、家にあんまりいなくても、それでも一緒に子育てはできるのだと夫を見ていて思う。

 

話は元に戻るが、次男は2階から外に落ちても、滑り台の上から落下しても、60キロのノーブレーキの車に吹っ飛ばされても、いつもかすり傷だった。

 

生きていてくれてありがとうと、
心から思った。

 

 

そして、

 

 

いつも私に大切なことを次男は教えてくれるσ(^_^;

 

 

 

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