時には止める

高校をやめる

一昨日、「学校はやめないで、卒業しなさい」と母に言われた時のことを書いていて、思い出したことがある。

長男が、後半年で高校を卒業するという時、長男は夫つまりパパとケンカをした。

これはけっこうひどいケンカだった。

そして、後を引いた。

長男は怒って、「高校なんかやめてやる」と言った。

普段から、本人の意志は尊重すると言っているが、このときばかりは「はい、分かりました」というわけにはいかなかった。

「ママは絶対に認めない」

「だいたい、ケントは高校に行く時に、必ず卒業するって言ったでしょ」

ケントは怒り過ぎていて、「やめる」と言い続けていたけど、結局私の粘り勝ち。

「分ったよ。やめない」

高校を卒業して

そして、言葉通り高校を卒業した。

私が学校をやめると言った時、母が止めたことをゆっくり思い出した。

正直言って止めてもらって良かった。

学校を卒業して良かった。

お陰で保育士の資格と幼稚園、教諭の免許をもらった。

それは、仕事をする上で助かった。

本人の意志は尊重されるべきものだけど、時によっては止めることも必要なんだな。

もちろん、最終的には本人が決めるんだけどね(*^^)v

ついでなので、ケントとパパのケンカの結末も書いておこう。

数ヶ月、二人は口もきかなかった。

普段はわりと仲が良いので、この冷戦状態は見ていて辛かった。

12月、クリスマスが迫っていた。

私はケントに言った。

ママへの最高のプレゼントはケントとパパが仲直りすることだな」

ケントは特に何も言わなかった。

クリスマスイブの朝、ケントはパパに「おやじ、メリークリスマス」と言って、手を差し出した。

二人は握手をして、元通りになった。

ケントって、やっぱこういうところステキだ(*   *).。.:*

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