堀内祐子について


私について

わが家には長女・長男・次男・三男と4人の子どもがいます。
全員に発達障害があります。

買い物に行けば次男は必ず迷子になり、家にいるときは毎日繰り返されるいたずらのあと始末に追われていました。
それに4人の子どもたちは合計で交通事故は7回、救急車に乗った回数は10回を超えています。
しかし、自分の子育てが特別大変だと思ったことはありませんでした。

ところが子どもたちが小学校に入学をすると、長男のこだわり、パニック、長女の不登校と次々に問題が起きてどうしたらいいかわからず途方に暮れていたときもありました。

私が弱音を吐いたときに主人はにっこり笑って言いました。
「苦労を楽しんでこそ、人生でしょ」
この言葉が私の心に蒔かれ、ゆっくり大きくなっていきました。

20年以上子育てをしていますが奮闘はまだまだ続いています。
私の悪戦苦闘の子育てが少しでも皆様のお役に立てればこんな嬉しいことはありません。

堀内祐子


ゆるみ☆子育て 代表 堀内 祐子

1956年生まれ。

発達障害のある4人の子どもたちを育てる。

特に長男(アスペルガー症候群、ADHD、LD)のパニックやこだわり、感覚過敏によるトラブル、不登校で途方に暮れる毎日を送っていた。自分の力ではどうにもならないため、本や講演、大学(星槎大学)などで学ぶ中、長男の脳の特性として捉えられるようになって行く。学んだことや、気付いたことを実験のつもりで試して行くうちに少しづつ長男が落ち着いてくるのを実感するようになる。

そんな中、長男への対応について書いた大学のレポートが教授の目にとまり、それがきっかけで講演をするようになる。講演では、日々起こるさまざまなエピソードを通しての気付きやその対応について具体的に語る。そのため、聞いた方が家に帰って直ぐに試せることが多く、実際に試してみて子どもが驚くほど落ち着いたなどの感想が寄せられる。

また、その経験をまとめた本を4冊(発達障害の子とハッピーに暮らすヒント他)を書いている。4冊目の本「ADHD と自閉症スペクトラムの自分がみつけた未来」(親子で振り返った誕生から就職まで)は、次男との共著で、親の目線と子どもからの視点の両方から書いている。

NHKのハートフォーラム(発達障害の子どもたち)では長男、次男と共に登壇している。

それがきっかけで、現在も、長男や次男と講演することが多く、子どもの気持ちを聞くことができて、子どもを理解する助けになったという感想を頂いている。

また、日本教育心理学会にて、シンポジウムのパネリストとして「特別支援教育における学校と家庭の連携」を発表。「婦人公論」(2011年8月号)で、映画「海洋天堂」のシュエ・シャオルー監督 と“障害を持つ子どもを残して逝けない親の現実”をテーマに対談。小学館では阿部利彦氏との対談をはじめ、特に思春期のことについて何度か寄稿している。

また、NHK 厚生文化事業団、福祉ビデオシリーズ「発達障害の子どもたち〜自立をめざして〜」の思春期編「我が子と歩んだ20年」は子どもたちとの日々を綴ったドキュメントである。

現在、「ゆるみ☆子育て」代表、自閉症スペクトラム支援士(日本自閉症スペクトラム学会認定)、特別支援士(スクールファシリテーター/ペアレントサポーター)、障害者のヘルパー、傾聴心理士として活躍中。幼稚園の教諭、保育士、ジョブコーチの経験をもつ。現在、放課後等デイサービスとで児童支援員としても働いている。