自分で立つ
昨日の「泣いたら、抱きしめて」を書きながら、実は自分の子育てを思い出していた。
私はどうしていたのだろうか?
実は少しの後悔がある。
わが家の子どもたちは、転んでもよほどのことがなければ泣かなかった。
泣くより先に、自分でちゃっちゃと立ち上がる。
なんだって、7ヶ月とか8ヶ月で歩き始めた。
1歳なら走るくらいだ。
だから、私はあまり抱き起すことはなかった。
ちょっと抱き起こしてほしそうでも「自分で立てるよ」と見守った。
もちろん、自分で立てたときは、うーんと褒めた。
必ず、見ているようにはしていたので、先をさっさと歩いて行くことはなかった。
だけど「痛かったねぇ」とさっと抱き起すことはほとんどなかったのだ。
なんで、自分で立ち上がることにこだわっていたのか?
きっと、将来何かあっても、自分の力で立ち上がる子(人)になってほしかったのだろう。
昨日の記事を書きながら、もっと抱き起こしてやれば良かったと思った。
少し、心がひりっとした。
泣いたら、慰める
ケントが丁度、今の孫ちゃんくらいのとき(1歳)、東京から大阪に引っ越した。
近所に幼稚園と小学校一年生の姉妹がいた。
わが家にときどき遊びに来てくれた。
その日はママも一緒だった。
一年生のお姉ちゃんが椅子に乗って遊んでいた。
そして、バランスを崩して椅子から落ちてしまって、大泣きだった。
ママは「だから、危ないって言ったでしょ❗️」ときつく言った。
女の子はもっと声を張り上げて泣いた。
そのときに、まだ一歳のケントがそのお姉ちゃんのところに行って、ニコニコしながらずっと頭を撫でていたのだ。
まだ、しゃべれない頃だったから、何も言わずにただ撫でていた。
その女の子は、それで泣き止んだ。
私はその光景を今でもよく覚えている。
泣いていたら、慰める。
一歳の子ができることだった。
自立を意識し過るあまり「自分で立ってね」という気持ちが強かった。
もっと、もっと幼いわが子に優しくしてあげればよかった。
その分孫ちゃんに甘々バァバになってしまった(#^.^#)