指図、しないで
多分、私は心の底から強制されることが嫌なのだ。
それは幼いときから
もちろん、強制されることが好きな人はあまりいないと思うけど……
以前、ブログで書いたような気がするが、私は小学校1年生になるときに母に学校のことで、一切、指図をしないでほしいと言ったそうだ。
つまり、「宿題をしなさい」とか「勉強しなさい」とか「明日の準備をしなさい」とか……
偉そうなことを言っているが、私は幼稚園のときに、1から10まで数えられなかった。
それでも母は、私の意思を尊重してくれて、ほんとに全く学校のことで口を出すことはなかった。
ところが父は、色々と口を出した。
私を信頼してくれている母と、子どもを思いきりコントロールしたい父に私は育てられた。
コントロール不能
そして、ケントのようなコントロール不能な子どもが生まれてきた。
ケントは、良い意味でも悪い意味でも、意思、固かったなぁ
ガンとして動かない。
無駄な抵抗をしても消耗するだけ。
中学のときに、学校にあまり行かなかったし、テスト白紙だし、途中からはテストを受けなかった。
先日、講演のときの質問で「オール1であることをどう思っていたのか」と聞かれたケントの答え。
「別になーんも気にならなかった」
実際、見ていても、全然気にしている様子はなかった。
それを、私がずっとイライラしながら見ていたとしても、本人はどうでも良かったのだと思う。
ありがたいことに、うちは子どもが多いので、ケントばかりにフォーカスすることはなかった。
いろんな理由で、私はケントをコントロールしなかった。
って言うか、比較的放っておいた。
それはお互いの幸せのために良かった。
おかげさまで、ケントは伸び伸び、失敗しながら育った。
コントロールされると苦しい。
コントロールされると自分を生きられなくなる。
コントロールは、生きる気力を奪う。
子どもを思えばこその愛情が根っこにあったとしても
それでも
やっぱり
コントロールは
いけないって
思う
子育てがハッピーになるヒント