父親 夫
昨日はケントが結婚するにあたって、
彼女のご両親は穏やかで、気さくで、明るくて話が弾んだ。
夫は自分が小さい時の話をしていた。
「親父とキャッチボールがしたかった。
「へー 公務員になりたかったのか
意外だな……」
これは心の中でつぶやいた。
「でも、公務員にはなれず、仕事を始めたら親父と一緒で、
結局、親父と同じことをしていた」
今思い返してみても、
しいて言えば、子どもたちにカードマジックを披露して、
それでも、私はそのことをあまり不満に思っていた記憶はない。
夫は子どもより、私との時間を大切にしてくれた。
そうは言っても圧倒的に家にいる時間は少ないのだが、
その時間がなくても、話すことはできた。
家にいなくても、電話で話した。
子どもたちをお風呂に入れてくれなくても、遊んでくれなくても、
多分私にとって、それが一番必要なことだったのだと思う。
量より質
ケントがオール1でも、私はあまり気にならなかったけど、
ケントのオール1を「おまえがちゃんと見ていないからだ」
でも夫はそういうたぐいのことを言ったことがない。
長女が不登校になった時も、三男が勝手に高校をやめた時も……
一緒にいろんなことを話したけど、
つまり、私はけっこう好きなようにのびのび子育てができた。
まー ケントを育てるのにかなりの苦労はしたけれど……
4人の内2人が自立し、子育てのゴールが見えてきた今思うのは、
量より質だとつくづく思う。
何を大切にしているかなんだと思う。
あんなに仕事ばっかりやってきたのに、
ちゃんと伝わっていた。
「いかなる成功も家庭の失敗を償うことはできない」
デビッドOマッケイ
ご夫婦二人でお子さん達を育てられたんですね。
ご主人の子どもを信じるというぶれない愛と裕子さんへの愛
裕子さんのご家族への愛で子どもさんも成長され巣立っていけたんですね。
とても素晴らしいです。
前田さま
コメント、ありがとうございます。
長い年月色々なことがありましたが、振り返ってみた時に、本当に助けられていたなぁーとしみじみ思いました。
その時には気付けなかったり、分からないこともたくさんあるのですが……