母の反応
今回のことで父の反応はだいたい想像がついていたけど、母の反応にはショックを受けた。
孫が「結婚する」って言っているのに「大変なことになっちゃったね」という反応。
母は優しい人だから、ケントがいきなり11歳の子のお父さんになるってところが「大変なことになっちゃったね」だったのだと思う。
ケントはこれからどうするのだろう?
苦労をするんじゃないか?
そういう思いが頭の中をグルグルして眠れなくなったのだろう。
冷静に考えれば分かる。
でも、私の感情が、
大好きな母がケントの結婚を喜んでいない。
そこに思いっきり反応してしまった。
その悲しみとショックで、母が傷つくであろうことは分かっていて口走った。
そして、
私がその後、のこのこと実家に行けば、また父に怒鳴られる。
これも経験上、分かっていた。
だから、私は「もう父には会いに行かない」と母に言った。
母も私が実家に行けばどうなるか分かっているので、それについては何も言わなかった。
ケントが子どもが生まれた報告をするためにバーバに電話をしたときも母は「良かったね」と言ったものの、カラオケをしているからと早々に電話を切ったらしい。
その後も「母の日のブレゼントが届いたからありがとう」と電話があったものの「ケンちゃんのところ、赤ちゃん生まれたんだってね」なんてことは一言も言わずに、母はさっさと電話を切った。
その反応に、私は母の意思を感じ取った。
母は、なんであろうと父の気持ちに寄り添って生きて行く。
子どもより、孫より、伴侶を大切にする。
それは、皮肉でなく
正しい選択だと思う。
母は優しくて、賢い人だ。
私は母の選択を尊重しようと思う。
いきなりハグ
話がケントのことに戻る。
結局、その日ケントと3時間くらい話した。
うちに寄ると言うので一緒に帰って来た。
帰り際に「おふくろ、ハグ。
オレからハグするのは10年に1回だぞ」と言ってハグしてくれた。
背中をトントンたたきながら「愛してるよ」と言ってくれた。
25歳の息子にハグしてもらって「愛してるよ」と言ってもらっているのだから、幸せなことだ。
そして、何よりケントは幸せなのだ。
なんだか、それで十分だ。
今回のことがなければ、ケントと3時間も二人で話すこともなかったと思うし、ハグもなかったと思う。
よく分からないけど、
良かった(* *).。.:*
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素敵なお話ありがとうございます。
私は自分の両親の事と重なりとても勇気づけられました。
ここまで書けてしまう堀内さんが素敵です。
息子さんのハグも素敵です。
私もいつか息子とのハグが現実になることを信じます。
たくさんの方々が慰められたと思います。
ありがとうございます。
SBさま
メッセージをありがとうございます。
大変励まされました。
両親のことは、書くことにちょっと勇気が必要でした。
そんなふうに言って頂くと、書いて良かったなーと思います。
決意についても、一緒に実現するまで頑張りましょう\(^o^)/