先入観
飛行機も新幹線も、基本的に取れるなら窓際にする。
当然、景色を楽しみたい。
結構、遠くても日帰りすることが多いので、車窓くらい楽しみたいわけだ。
飛行機の場合は、太陽の光やもくもくの雲、海に写る光、富士山‥‥
それはそれは美しい。
毎回じゃないけど、とってもきれいだなぁと思うと写真を撮る。
そのときは飛行機だった。
美しい空と雲の写真を撮っていた。
すると、後ろから声が聞こえて来た。
「きっと、飛行機に乗るの初めてなんだね。
それで、嬉しくて写真撮っているんだね」
若い女の人の声だった。
美しい空が嬉しくて撮っていることは当たっているが、飛行機は毎月乗ってますけど‥
数え切れないほど乗ってますけどね。
それでも私は毎回、空や光や雲に感動するの。
感動すると写真に残したいの。
まぁ そんなことどうでもいいことだが、
その表面だけ、
ほんのわずかな情報だけを見て、判断することってあるなぁって思った。
つまり、先入観やぱっと見た印象で判断してしまうこと。
私はあるなぁ。
それって、あたってることもこともあるが、大きく違うこともある。
この人、なんか感じ悪いと思っていても付き合ってみるとすごくいい人だったり、
その逆に大好きって思ったり、尊敬していたりしても、なんか違うぞってなったり‥‥
出会いを大切に
話は変わるが、
学生時代、仏教学(保育科だったけど、たまたま、仏教系の学校)の先生が教えてくれたことでずっと忘れないことがある。
「あなたたちはこれからたくさんの人に会うだろう。その一つ一つの出会いを大切にしなさい。
ただの石ころみたいに見えても、それはダイヤモンドかもしれない。だから、どんな出会いも大切にしないと、ダイヤモンドを逃すことになるかもしれない。磨いたらダイヤモンドになる原石がたくさん転がっている。これから君たちが長い人生を歩む中で、そのことを忘れないでほしい」
というようなことを仏教学の先生がおっしゃった。
先生が忘れないでほしいとおっしゃったので、私は忘れなかった。
多分、それによって私の人生は変わったと思う。
どれほどたくさんのダイヤモンドと出会ったことだろう。
磨かれてなくてもダイヤモンドはダイヤモンドだ。
そのダイヤモンドからたくさんの良い影響を私は受けた。
だいたい、その先生も私にとって、ダイヤモンドだったってことだね(((o(*゚▽゚*)o)))