死んでいてもおかしくなかった

交通事故多過ぎ

ADHDだと衝動性が強く、不注意、そして多動だから事故が多い。

交通事故は何回だっただろう。

多分、三男2回、次男2回、長男4回だったと思う。

お陰様で命に関わる事故ではなく、本当にありがたいと思う。

次男の最初の交通事故のときのことは特に忘れられない。

家の近所で次男は交通事故にあった。

上り坂を時速60キロで走っていた車にノーブレーキで跳ね飛ばされた。

次男が飛び出した場所と次男が倒れていた場所は10メートル近く離れていたと思う。

車を運転していた方からお電話を頂いた。

私が一番聞きたかったのは、
生きているか?
意識はあるか?
大丈夫か?

生きていて、意識もあるけど、大丈夫かどうかは分からないと言う。

そりゃー検査を受けたわけではないし、大丈夫かどうかは分からない。

あわてて、事故の現場に行くと、次男は顔から出血していたが話すことはできた。

取りあえずは安心した。

 

命を救ったものは……

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89-5

 

 

 

 

 

 

次男と車の運転をしていた方との会話がなんとも言えなかった。

「ぼくが飛び出しちゃったから、ぼくが悪いの」

「おじちゃんがスピードを出していたから、おじちゃんが悪い」

「違うよ。ぼくが悪いんだよ」

「おじちゃん悪い」

救急車がなかなかこなくて、これをずっと繰り返していた。

結論から言うと、かすり傷のみ。

鼻の下を少し切って、出血していたが、大したことはなかったようだ。

ドクターに「明日、学校に行って良し!」と言われた次男は、
「明日だけお休みさせて」とドクターにお願いしていた。

次男の命を守ったものは、ランドセルだった。

車は次男のランドセルに当たった。

ランドセルは変形していたけど、次男は自分の命を守ってくれたランドセルだから、「これをずっと使う」と意志が固かった。

60キロのノーブレーキの車に跳ね飛ばされたわけだから、命を取られてもおかしくはなかった。

かすり傷程度というのは奇跡だと思う。

 

再会

話は変わるが、次男が中学生のときに、メロンや桃の食べ放題に誘われて、山梨へ二人でバス旅行に行った。

そのバス旅行に、その事故のときに運転していた方に偶然お会いした。

元気に成長した次男を見て頂くことができた。

その方はとても喜んで下さった。

あのとき、事故の処理を保険ですることもできたのにその方は「私の気持ちなので、慰謝料は全て自分で出しますから金額を教えて下さい」とおっしゃった。

本当に誠実な方だった。

 

あれから、15年が経った。

 

今更ながら
「生きていてくれて、本当にありがとう」m(_ _;)m

 

堀内祐子が近日、講演を行います!

最終日には長男のケントも講演を行います!

こちらから申し込みできます↓↓

http://xn--x8jzbin1d.com/%E5%A0%80%E5%86%85%E7%A5%90%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%AC%9B%E6%BC%94%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA