生きてほしい

体調が悪い次男

気温差が激しいこの時期、次男は毎年苦しむ。

丁度、学費を払う時で「ほんとに学費払っても大丈夫ですか?」って思うほど、体調不良で学校を休む。

就活で企業説明会やインターン、学校以外にも色々出かけなくてはならない。

どうしても行きたいと、体調が悪くても無理をして行く。

残念なことに、その無理は必ずしっぺ返しがある。

そんなわけでこのところ寝込んでいる。

食事でダイニングに降りることさえ、寒気がして無理と言うので、部屋に食事を届ける。

基本的には食事の時は一緒にいてしゃべるので、次男の部屋に居る。

昨日は、薬やドクターの話になった。

 

何が言いたいの?

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次男が誰かのブログを見ていたら、その人は「がん」なんだけど、薬や医者に頼らず、温熱療法とかしているようだ。

私は「いいんじゃない?」と思っているのだけど、次男はなんだかすごく不満そうに珍しく力を込めて話している。

「だいたい、最初は薬は使わないって思っているだけだったのに、だんだんに死んでも薬は使わないに変わって行くのですよ。
目的がずれてしまっている。
目的は生きることだったと思うのです。
それに、プロであるドクターではなくプロでもない自分が正しいと思っている」

「ドクターに抗癌剤を自分に使うかアンケートしたら、ほとんどが使わないって答えているんだよ。

なのにさ、患者に使ってる。
おかしくない?
ママは温熱療法の方がよっぽど良いと思ってるよ。
すばらしいドクターもいっぱいいるよ。
だけど全てのドクターが患者のことを思っているというわけではないと思う。
自分で考えて、自分の身は自分で守る。
だから、薬を使うとか、抗癌剤をどうするとか、温熱療法するとか、笑って治すとか、それでいいんじゃない?
自分で決めれば……
なんか、今日はお互いに理解し合えない感じだね」

 

「死んでも良いなんて言ってほしくないんです。
生きてほしいんです。
なんとしてでも生きる選択をしてほしいんです」

 

「それが言いたかったの?」

 

「はい。
皆さんに生きてほしいんです。
生きるための努力を続けてほしい。それだけです」

 

生きるために、抗癌剤は決して使わないという選択だと私は思っている。

 

だけど、次男があんなに強く「生きてほしい」と何回も言い続けたことがなんとなく心に残っている(・.・;)

 

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