辞めたとしても
試験が終わって次男は比較的、暇である。
バイトもぼちぼち程度。
なので、いつもにも増して朝食の時によくしゃべる。
「私は今まで、
でも、一つだけ決めているのです。
自分がやめるのは誰のせいでもない、自分が決めたのだと、
誰かがこうしたから私はやめるというのは違うと思います。
というか、それはしてはいけないことだと思っています」
次男は確かに今まで、部活が辛くてやめたり、高校をやめて別の高校へ行ったりバイトをすぐにやめたり……
確かに続けられずにやめることが多かった。
思い出してみると、本人が言うように、どの時も誰がどうしたとか言うのを聞いたことがない。
「辛くてやめたい」
「これ以上続けられない」
「理由は言えませんがやめます」……
人のせいにしたことはない。
次男には自分の中にそういうルールというか、
人のせいにしてるのかな?
「◯◯さんがこう言った。
その時にその言葉だけにフォーカスします。
次男の話を聞きながら、朝から色々なことを考える。
「私は人のせいにしていないかな?」
ちょっと胸が痛い。
こんなふうに、時々次男の言葉は心につきささる。
長いこと、
こんな年になって、そこはようやく抜けたのだけど……(^_^.