春の花が散っても
「春になったら桜が咲きます。
美しい花たちが咲き乱れます。
ですが夏が来る前に桜は散り、花は枯れます。
それでも夏は夏の花が咲き、秋は燃えるような紅葉を見ることができます。
夏になれば春の花は見れませんが、それぞれの季節の美しさを楽しむことができます。
つまり、永遠に続かない。
ですが、進んでいるのです。
永遠に続がないことを嘆くのではなく、進んでいることを喜びましょう。
どうかお母様、そのことを覚えておいてください」
落ち込んだわけ
数日前、次男はひどく落ち込んでいた。
声をかけたけど「放っておいてほしい」とだけ言ってため息をついていた。
夜になると友だちと食事に行ってしまった。
帰ってくると、機嫌が良かった。
お鍋を食べに行ったら、そこの店員さんがとても気がきくというか、絶妙のタイミングでお水を注いでくれたり、お鍋のアクを取ってくださったとか‥‥
声のかけ方もさわやかでいい感じだったらしい。
次男はすっかり気分が良くなったようだ。
帰りがけにその店員さんに
「ありがとうございました。
おかげさまで大変幸せな時間を過ごすことができました」と頭を下げたとか‥‥
そんなわけで、次男は元気になった。
どうやら長年やり続けたゲームが終了するらしい。
慣れ親しんだキャラクターがいなくなるのは、かわいがっていたペットがいなくなるくらいショックなことだとか‥‥
新しいゲームにもそのキャラクターはいるのだが、まるでクローンのように一緒に過ごした記憶はなくなっているということなのだそうだ。
ゲームを一切やらない私にはよく分からないのだが、みくる(=^x^=)がいなくなってみくると同じ顔をしたニャンが現れてもやはりみくるではない。
そう考えると次男の気持ちがちょっとだけ分かった。
そして朝になって、最初に書いた言葉を私に言ったのだ。
永遠には続かない。
そのことを嘆くより、進んでいることを喜びましょう。
何て、素敵な解釈でしょう。
自身の苦手を理解しているからこそ、解決?落ち着き処を導き出せる
ある意味、親の私達を超えた言葉を教えてくれると感じる事が増えて来る。
過ごして来た日々が、宝物になる瞬間です。
ありがとうございます
Mさま
メッセージ、ありがとうございます。
嬉しく拝見致しました。
次男の言葉はいつも心に深く残ります。
そして、必要なときによみがえります。
教えることよりも、教えられることが多いこの頃です。
子どもの成長は嬉しいものですが、
その前に親の私が次男のいるところになかなか到達できません。