一枚の写真
講演の朝だって言うのに、そう言うこととはおかまいなくトラブルは起きる。
とんでもない時間に起こされると、その後なかなか眠れない。
オイルをつけまくりなんとか眠ったものの、あっという間に起きる時間。
特急の指定席のチケットが送られてきたので、それに乗らなくてはならなかった。
なので、朝食も取れないまま忙しく出かけた。
どんより、電車に乗っていると次男から珍しくラインが来た。
だいたい次男からのラインは美しい風景写真かニャン(=^x^=)の写真が多い。
今日は風景写真だった。
出かけたときにきれいだったので撮ったのだそうだ。
「これを見て、元気を出して下さい」と書かれていた。
癒しの力
元気で講演してきて下さいという、次男からのエールだった。
なんだか胸がいっぱいになった。
いつも、周りの人の気持ちを感じる次男。
朝、私がバタバタしながらも、元気がないと思ったのだろう。
そういう次男の心使いにどれほど励まされてきただろう。
以前、激烈に悲しいことがあったときに、次男は私を食事に誘い、ステキな物語を話してくれた。
次男の声には、癒しの力がある。
そして、その物語にもどんどん引き込まれて行った。
物語が終わったら、現実が目の前にあったのだけど、全力で励ましてもらってるのが分かって、確かに私の心の重荷は少し軽くなった。
前を向こうと思えた。
次男はそういうとき、いつも全力だ。
講演のときも「全力で応えます」と力強く言う。
だから、そこにいらっしゃる方は癒される。
元気が出る。
先日、ある方がおっしゃった。
次男の講演を聞かれた娘さんが「なぜか分からないけど、涙がとまらなかった」とおっしゃっていたそうだ。
近くに居て、次男にはそういう力が、どこからかきていると感じる。
今年、最後の次男との講演、よろしければお出かけ下さいm(__)m