マジシャンズチョイス

こだわり、まだある?

リタリコのシンポジウムで長男と次男に向けての質問で「今もこだわりはあるのか?」っていうのがあった。

 

ケント
「バリバリある」

「社会に出たら、そのこだわりを通すのは難しいでしょ」

「通してるよ。ただ言い続けても無理だから、どうやったら聞いてもらえるか考えて、色々やってみて、なんとか自分のわがまま通してる」

 

次男
「私は、マジシャンズチョイスという手法を使います。例えば私が夕飯を食べているときに、唐揚げを食べたかったとします。そういうときに唐揚げを出して下さいと言うのではなく、お母様、何かもう一品食べたいのですがと言うと、お母様はどうしようかと考えます。そのときにすかさず言います。できれば肉料理だとありがたいのですが……肉料理を今から作るのは面倒くさいわけです。お母様はそれなら冷凍庫に唐揚げが入っているなと思います。それで私に言います。冷凍食品の唐揚げでいいかな?私は、はい、ぜひそれでお願い致しますと言います。つまり、一見自分で考えてそれを選んでいるように見せかけて、実は誘導されているわけです。これをマジシャンズチョイスと言います。私はこの手を時々使わせて頂いています」

 

そうだったのか……

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みんな大笑いで聞いていたけど、私は今までのことを思い出して「ひぇー」って思った。

確かに次男はこの手のやり方をよくする。

次男の小さなわがままを基本的に聞いてきた私は、なんとか次男の喜ぶようにしてあげたい。

しかし、食事を終えようとしているときにもう一品作るのは少々面倒くさい。

冷凍庫の唐揚げで次男が満足してくれるならありがたいわけで……

「冷凍庫の唐揚げでもいいかな?」と言うと、次男は満面の笑みで「ぜひ、お願い致します」と言うので、唐揚げを出すと「ありがとうございます」と嬉しそうに食べていた。

そういうことを全部思い出した。

 

マジシャンズチョイスか……

やられたー(*>_<*)ノ

 

つまり、長男も次男も上手に自分のわがままを通してるいるんだな。

相手が嫌な気持ちにならないように、知恵を使いながら……

 

大したもんだなーと親ばかの私は感動する。

 

あんなにケントのこだわりで苦しんできたのにね。

 

今は大笑いで二人の話を聞いている\(^o^)/

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