音読に拍手
夕飯の後、次男がもう少しで終わる学生生活を振り返って感慨に浸っていた。
1年生のときに、講義の後に拍手が起こったことを思い出していた。
だいたい、大学の講義の後に拍手というのは聞いたことがない。
でも、ある教授の講義の後だけ、拍手が起こる。
教授も嬉しい。
だから良い講義になるように頑張る。
相乗効果でなかなか良かったと言っていた。
なんか、和やかでいい。
しかし段々に拍手は起きなくなった。
ところが、次男が音読をするときだけ、毎回拍手が起こるのだそうだ。
他の人が読んだときは拍手は起きない。
次男のときだけらしい。
講義に拍手も面白いけど、音読して拍手というのもおもしろい。
それは、ずっと続いたらしい。
声に癒される
次男はこのところ、講演が多かった。
終わった後、声をかけてくださる方は多い。
そのときに、次男が言われていたこと。
「次男さんの声に癒されました」
どこでも同じようなことを言って頂くので、よほど次男の声には何かがあるのだろう。
遠くの友人が私のコラムを読みながら、次男の声をずっと想像していたのだそうだ。
そして、やっと次男の講演を聞き、つまり声を聞いた。
そして、彼女は嬉しそうに言った。
「ずっと、ずっと、声を想像していたのだけど、想像通りだった❗」
次男の声は比較的高い。
でも、なんかソフトで確かに聞いていて落ち着く。
声にも、人を癒す周波数とかあるのかな?
ちなみに、今エンヤを聞いている。
柔らかで、清らかで天から降ってくるみたいな声。
確かに声には人を癒す力があるようだ。
そんな次男の最後の講演。
まだ、空席があるそうです。