思い出箱

ピーター ラビット

 

土曜日、孫ちゃんと映画を観に行った。

 

「ピーター ラビット」

 

なんたってうさぎが、とってもかわいかった❗

 

そして、うさぎの「ごめんなさい」がすてきだった。

 

あんなふうにごめんなさいができたら良いなぁと思った。

 

楽しい映画だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わが家にはピーター ラビットがいる。

 

26年前にやって来た。

 

ケントが生まれたときにプレゼントで頂いた。

 

靴と一緒に頂いた。

 

ケントのファーストシューズとして、思い出箱に保管している。

 

少々汚れているけど、こんなに小さな靴を履いてたんだと胸がキュンとする。

 

子どもたち一人一人の思い出箱があって、それぞれいろんな物が入っている。

 

 

小学校の1年生のときに、ケントが学校から帰ってきて号泣したことがあった。

 

木の切れ端を握りしめていた。

 

そのとき、わが家は神戸に住んでいた。

 

学校があまりにも近いので、ケントは遠回りをして帰っていた。

 

その遠回りのコースに樫の木公園あった。

 

公園の真ん中に大きな大きな樫の木が立っていた。

 

なんと、その樫の木を市の職員の方が機械で切り倒しているのを見てしまった。

 

 

「ケントはあの木が大好きだったのに
みんなが木を切っちゃったー。
もう、木はなくなっちやった。
ケントは悲しい❗」

 

泣きながら言っていたのだけど、こんな感じのことを言っていた。

 

「みんながいなくなってから、木の思い出にこれを持ってきた」

 

そう言って、木の切れ端を見せてくれた。

 

「それじゃあ、ケントの大好きな木のことを忘れないように、そこに絵を描いたら?」

 

私がそう言うとケントは絵を描き始めた。

 

出来上がったのがこれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その木の切れ端も思い出箱に入れてある。

 

私は断捨離が大好きで次々と色々な物を処分する。

 

だけど、思い出の品は大切にしている。

 

思い出箱に収められた物を見ると、その当時のことが昨日のことのように思い出される。

 

こんなにかわいいときがあった。

 

特に思春期あたりで思い出箱の物を見ると、なんか励まされた。

 

ちなみに次男や三男は子どものときに、ときどき思い出箱の中を見ていた。

 

そこには自分が周りの人から愛され、大切にされていたことと、自分の成長の軌跡が詰まっている。

 

次男は特にちょっと元気がないときに見ていた。

 

 

ピーター ラビットのおかげで久しぶりに思い出箱のことを思い出した。

 

もう、捨てるものがないわが家だけど、思い出箱はずっと大切に押入れの中で眠っている(_ _).。o○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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