断捨離セミナー
長年、なんちゃって断捨離をしてきた。
友だちが、引き出しの一つからやってみるといいと教えてくれた。
少し、時間があると「今日は文房具の引き出しを片付けよう」とか、「洗面台の下を片付けよう」とかいう具合に少しづつやっていった。
物が減って、きれいに片付くと頭の中がスッキリした。
その引き出しを開ける度に幸せになった。
うちは引っ越しが多かったので、引っ越しの度に大量に捨てるものだから、引っ越しの業者に6人家族の割りに荷物が少ないと感心された。
数年前、私は自分のアルバムを捨てることにした。
つまり、私の写真のほとんどを捨てることにしたのだ。
理由は私が死んだときに、子どもたちが私の写真の処分に困るだろうなということだった。
それだったら、私が自分で捨てておこうと思ったのだ。
数枚の写真を除き、全部捨てた。
私の写真の99パーセントがなくなった。
とんでもなく、さっぱりした。
物が減ってきれいになると、なんでこんなにもスッキリして気持ちがいいのかと思っていた。
だから、一度ちゃんと断捨離を勉強したかった。
そして、めでたく断捨離のインストラクターの方のセミナーを受講することになった。
驚きのできごと
セミナーを聞いているときに、私の頭の中にはコップを入れているカゴのことが浮かんでいた。
「あの中の好きじゃないカップを帰ったら捨てよう」
ところが、体調があまり良くなく、明日にしようと思って2階にいると、キッチンからすごい音がした。
明らかに何かがたくさん落ちる音。
なんと、次男の手がそのカゴに引っかかって、カゴごとコップやマグカップが落下した。
そして、驚いたことに私のお気に入りは一つも割れず、捨てようと思っていたカップが割れた。
す、すごい……
何がすごいのかも分からないけど、すごい!
私はセミナーを受けながら、まだまだ捨てるものがあることに気付いた。
そして、そのことを思ったらわくわくした。
私は根っから、断捨離が好きなのだ。
捨てて、隙間ができると何かが入ってくる。
それは、どうやらステキなもの。
捨てるといっても、ほんとに捨てる物は少なく、それぞれの行き場所を探す。
自分で言うのもなんだけど、行き場所探しは上手だと思う。
行き場所がない物は「ありがとうございました」と言ってさよならする。
心は痛まない。
先に断捨離の勉強をしていた友だちが「祐子さんは、ナチュラルなダンシャリアンよね」と言っていたけど、ほめ言葉として受け取った。
そう言えば、ブログをやってるときに「保険の断捨離」について書いて、強制的に削除されたっけ……
それがきっかけとなってコラムを始めた。
そんなこともあったなぁ……
何はともあれ、私は断捨離がスキ❤