報告したかったこと
私は後悔というものをあまりしたことがない。
だけど、後悔したことは、激烈な痛みを伴って覚えている。
昨日、書いたカネおばあちゃんの続き。
一人目の子育てでくじけそうになっていた私が、3人の子どものお母さんになっていた。
しかも、4人目の子どもが秋に生まれることになっていた。
その時私は京都に住んでいて、春休みだったので、神奈川の実家に帰省していた。
その日は友だちの家に遊びに行って、それからおばあちゃんの家に寄ることにしていた。
ところが、友だちの家に長居をしてしまい、夕方になってしまったので、おばあちゃんの家には翌日行くことにした。
会いたかった
翌日、早朝に電話がなった。
おばあちゃんが亡くなったという電話だった。
前日、いつもと同じように布団に入ったおばあちゃんが、朝起きて来ないので呼びに行ったら、おばあちゃんは亡くなっていたそうだ。
その時の激しい悲しみと後悔は忘れることができない。
私はおばあちゃんに4人目の子どもが生まれることを報告したかった。
あの時、子育ての自信がなくオロオロしていた私が、4人の子どものお母さんになろうとしている。
ちょっと誇らしかった。
おばあちゃんに報告して、一緒に喜んでもらいたかった。
もう、それができない。
私は号泣した。
昨日、予定通り寄っていれば、おばあちゃんに会うことができた。
あの時、おばあちゃんの家に寄ろうかどうしようか迷った、その一瞬を私は今も覚えている。
「今日はもう遅くなったから、明日ゆっくりおばあちゃんに会おう。4人の子のお母さんになるって聞いたら、おばあちゃんビックリするだろうな……」
明日が楽しみにだった。
その頃の私は、私たちの思いを霊界の人がちゃんと感じているって知らなかった。
今だったら、心でメッセージを送れるって知ってるから、そこまで激しく悲しむことはなかった。
おばあちゃんは知っている。
私がどんなにおばあちゃんを大好きか、尊敬しているか、おばあちゃんの孫であることに誇りを感じているか……
ちゃんと届いている。
つい最近も困ったことがあって、お祈りもしたけど、おばあちゃんたちにもお願いした。
そして、守ってもらった。
どこにいたって愛は届く。
ようやく桜が咲いてきた。
今週末は満開になるかな?
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