うめおばあちゃん
多分、私はおばあちゃんたちと深い結びつきがあるのだと思う。
私の父方の祖母
母方の祖母
夫の母方の祖母
夫と私の結婚は両方の両親が反対していた。
私が夫より7歳も年上だったから、みんな心配したのだと思う。
その中で夫のおばあちゃんだけはすごく喜んでくれた。
それは、私にとって本当に嬉しく、心強かった。
会った回数は少ないけど、うめおばあちゃんのおおらかな愛はしっかり伝わってくる。
亡くなる前、最後のお見舞いに行ったときも、うめおばあちゃんはとても弱っていたけど、看護師さんにその都度「ありがとう」と声をかけていた。
本当にすてきな人だった。
思い出しただけで心が満たされる。
かねおばあちゃん
そして、昨日書いた父方の祖母、かねおばあちゃん。
そのとき、私は京都に住んでいた。
春休みで実家に来ていた。
帰省の度におばあちゃんに会うことが楽しみだった。
その日おばあちゃんの家の近くに住む友人を訪ねた。
以前、同じアパートに住んでいたときにとても仲良くしていたボリビア人のガービちゃん。
ガービちゃんに会った後、おばあちゃんの家に寄るつもりだった。
ところが楽しすぎて、夕方になってしまった。
迷った末、明日おばあちゃんにはゆっくり会うことにした。
私はおばあちゃんに会ったときに報告をしたいことがあった。
4人目の子どもを授かったこと。
一人目のときに早くも育児ノイローゼ気味だった私を助け、励ましてくれたのがかねおばあちゃんだった。
だから、4人の子どものお母さんになろうとしていることを報告したら、おばあちゃんは喜んでくれると思ったのだ。
ちょっと誇らしい気持ちだった。
ところが、その晩おばあちゃんは息を引き取った。
いつものように元気に過ごして食事をして眠ったそうだ。
だけど、おばあちゃんは起きてこなかった。
おばあちゃんは天国に召された。
おばあちゃんの希望通り、誰にも迷惑をかけずに‥‥
なんで、昨日おばあちゃんに会わなかったのかと悔やまれて、もうどうしようもなく私は泣いた。
桜は満開だった🌸
私はおばあちゃんたちに確かに愛されていた。
そういう疑いのない強い愛が私を支えている。
どんなに悲しいことがあっても、自信を砕かれても、私は愛されている。
桜の花吹雪を見ながら、おばあちゃんたちの愛を思い出した(*´ー`*)