家庭訪問で
次男の先生が、家庭訪問で初めてわが家に来て下さった。
私は先生と穏やかに話していた。
そこへケントがやって来た。
その時、ケントは高校1年生だった。
多分、すごく機嫌が悪かったのだろう。
いきなり、話に入って来て「それは次男が望んでいることなのか?
私が「本人の意志だ」と言っても全然聞かず、終いには、
最後に「本当に、それがあいつの気持ちなのかもう一回聞け!」
まさしくトルネードケント全開の出来事だった。
まー いつものことで私は慣れているが、
あれを見て驚かない人はいないと思うけど……
先生に見守られている
私が先生に謝ると、先生はこうおっしゃった。
「私は特別支援学校にいましたから、
それに、ケント君が弟さんを思う気持ちが伝わってきました。
あの大騒ぎの直後に先生はそうおっしゃったのだ。
あんな状態の中で、つまりケントはずっと怒鳴っていたのに、
本当にすごい先生だと思った。
こういう先生に次男は見守られている。
ありがたいことだった。
この先生に次男は2年間お世話になった。
たくさんやり取りはしたが、いつも私は先生を信頼していたので、
本当に良い関係だったと思う。
これだけ、先生を信頼できたきっかけは、