愛、感じてた?
ケントと時々講演でコラボする。
ケントは質問に答えるかたちで行うので、会場から色々な質問がある。
「お母さんから愛されていると感じてた?」という質問。
ちょっと間があって、
「うん。何かしてもらったって言うことじゃないけど、まー 感じてた」
照れくさそうに答えてた。
多分、そういう質問がなければ、ケントの気持ちを具体的に知ることはできなかったと思う。
だって、ケントはいつもイライラしてたし、怒鳴ってたし、私はよくケントに怒られていた。
「てめーは、そんなことも分かんねーのか!」
「なんで、おれが怒るって分かってて、それ以上言うだ!」
「おれが言ってること、ちゃんと聞けよ!」………
ほんとによく怒られたなぁ。
甘えてただけ
この間もケントがうちに来た時に帰りに送ったら、車の中でずっと文句を言って、怒ってた。
そして、車を降りる前に「たまには
、すねさせてくれよ」と言っていた。
私に怒って文句を言っているのかと思っていたけど、本人はすねていてそれを私にぶつけていたわけだ。
つまり、分かりやすく言うと私に甘えていた。
「たまには甘えさせろ」って言われた感じがした。
結局、車のドアをすごい勢いで「バーン!」と閉めたあと、ニコッとして帰って行った。
う ん。やっぱり甘えていたのね。
ケントは家を出て頑張っている。
疲れて時々、グズグズ言いたくなるんだろう。
そのグズグズいう相手はだいたいママなわけ。
心を許している証拠。
以前、コラムかブログで友人が言った「お母さんは世界一美しいゴミ箱」と「母なる大地は、全てを受け止めて、浄化する」って話はけっこう反響があった。
多分、私のように「私はサンドバッグじゃないわ!」って思うくらい、子どもに色々なことをぶつけられてるお母さんは多いと思う。
でも子どもは信頼しているからこそ、お母さんにぶつけてくる。
そして、そんなことをやりながらお母さんの愛を感じてる。
ケントが言った「何をしてもらったってわけじゃないけど……」
そう。
何をしてもらったわけじゃないけど、お母さんはそこにいていつも自分を受け止めてくれた。
そんな毎日の繰り返しの中から、愛は伝わる。
な~んにも心配しないで時々ママのところに甘えに帰っておいで (* *).。.:*
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