幼い頃の光景
実家で両親の洗濯物をたたんでいた。
父の麻でできたシャツをたたんでいたら、軒の風鈴が鳴った。
その瞬間、幼い頃の空気に包まれて、そのときの光景がフワーっと広かった。
一瞬のことなのにそこにとどまっていたかった。
いつも、父から怒られて、居心地が悪かったはずなのに、幸福感でいっぱいの光景。
幼いとき、父が作ってくれたブランコや鉄棒で遊んだ。
赤い実のなる木は私のおやつだった。
多分グミだったと思う。
幼い頃の私には、庭は木や草花であふれ、のどかに広がる夢のような世界だった。
今思うと、そんなに広くないのになぁって思うけど‥‥
あれからたくさんの年を重ねたのに、私は全く変わっていない。
その本質
魂は全く変わっていない。
人間としての成長はそれなりにしたと思っているが、魂そのものには変化なし。
ケントがこの間、私のことをこう表現した。
「おふくろはバカで天才なんだよ。
だからどうにも勝てねーんだよ」
「バカで天才」
おもしろい表現だ。
とにかく、私は生まれ落ちてからずっと変わっていない。
多分、このまま一生を終えるのだろう。
息子からもらった「バカで天才」と言う称号。
褒め言葉として大事にしよう。
和解のとき
両親に、孫ちゃんの写真を見せたら「かわいい、かわいい」と言うので「結婚しても、子どもが生まれても、おめでとうって言ってもらっていない❗」ってケントが怒っていたよと伝えた。
父が「お祝いをあげよう」と言うので「お祝いより、ケントはおめでとうの一言がほしかったんだよ」と言うと、黙って聞いていた。
まぁ この会話はきわめて穏やかな空気の中で行われた。
孫たちや嫁ちゃんの写真を見ながらだったから、父も何か感じるものがあったのだと思う。
怒りを込めてではなく、静かに伝えられる時が来たってことだ。
時間って、すばらしい╰(*´︶`*)╯♡
父は、壊れてずっと使えなくなっていたカラオケセットを今日、買いに行けたのでご機嫌だった。
なんであれ、みんな幸せ。
風鈴の音を聞きながら、これを書いてる私も幸せ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
先程長野の講演聴きました。ケントさんと同じ3つの発達障害を持った母ですが母である祐子さんとケントさんから直接お話し聞いて将来大丈夫だなって思えて元気もらいました。これからもお2人から元気もらってあたしも子供たちに元気あげていけたらと思います。ケントさんイケメンで握手してもらえばよかったとそこだけ後悔です。
Rさま
講演に来てくださりありがとうございます。
隣にいるケントにも読んでもらいました。
「お母さんが力を抜いて、幸せに人生を歩んでいたら、子どもは大丈夫」とケントは言い続けています。
私もそう思います。
ぎふてっどの過去記事もよろしければ、お暇なときに読んでみてくださいね( ◠‿◠ )