強制は、いや
選択の自由を奪ってはいけないと思うのですよ。
私は幼い時から強制されることが、本当に嫌だった。
強制されることが好きな人はあまりいないと思うのだけど、私は多分、極端にいやだった。
だから、小学校に入った時に、母に「学校のことで指図をしないでほしい」とお願いしたんだと思う。
「やりなさい」と言われた瞬間にやる気をなくす、と言うよりやりたくなくなる。
だから「何も言わないでほしい」と母に言った。
ありがたいことに、母は私の気持ちを尊重して「宿題をしなさい」とか「明日の準備をしなさい」とか「勉強しなさい」と決して言わなかった。
言われた記憶が全くない。
おとなになってから、いくら本人のお願いとはいえ「よくそのことで、何も言わないでいてくれたよなぁ」と思って、母に聞いてみた。
「だってあなたは、全部自分でやっていたから、お母さんは何も言う必要がなかった」と言っていた。
多分、宿題はやっていたけど、あまり勉強はしていなかったから、つっこみどころはあったのだと思う。
でも、母は黙っていてくれた。
言っても、絶対にやらないと、母はよーく知っていた。
ちなみに学校のこと以外では、もちろん母も私に色々言った。
「お手伝いをしなさい」はよく言われた。
しかし、かなり反抗的で、いつもブツブツ言って、気持ち良くやることがなかったみたいだ。
けっこう、めんどくさい子だったと思う。
家族みんな
講演の中で「わが家は、本人の意思を尊重することを大切にしています」と言っている。
それは本当に大切なことだと思う。
でもそれ以前に私自身が「私の選択の自由を奪わないで」って強く思っている。
結婚して、夫は私の好きなようにさせてくれていて、それが本当にありがたい。
私の意思をいつも尊重してくれる。
かなりのことを、私に任せてくれる。
もちろん、失敗もするけれど、子どもと同じように、そこから学んでいる。
私も、夫の仕事のことでは何も言わないから、夫は転職を10回くらいしている。
その度に引っ越ししても文句は言わない。
まー 一度だけ、インドに引っ越しすることだけは、丁重にお断りした。
子どもたちも、高校を中退したり、仕事をコロコロ変えたり、色々するけど、基本的には本人の意思に任せている。
考えてみたら、わが家はみんなそれぞれ、自分の好きなように生きている。
そして、自分で選んだ結果は当然、自分で引き受ける。
大切な原則
お互いに、選択の自由を奪ってはいけません (^_-)-☆
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(発達障害、子育て、自立に向けて、不登校、引きこもり…)
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