自力ゆとり教育実践

フラーっと窓辺に

ケントが小学校2年生か3年生のときだった。

授業参観に行くと、ちょっとビックリの光景を見た。

一番前に座っていた男の子が、先生に注意されたら、いきなり鉛筆を悔しそうに、真っ二つにボキッと折った。

先生は何事もなかったように授業を続けた。

後日、先生とお話したときに、その男の子ことを話された。

普段からその子は立ち歩くし、パニックは起こすし大変なようだ。

でも、その子はケントといるとなぜか落ち着いているらしい。

パニックを起こしても、ケントがなだめるとクールダウンする。

なので先生は助かっているようだった。

 

そして先生はこんなふうにおっしゃった。

「ケント君は、そのお子さんと、他のお子さんの丁度間にいます。
ケント君も時々、席をスーっと立って窓辺に行って、ずっと外を見ています」

その当時、ケントは発達障害の診断は受けていないが、先生は明らかに普通の子とケントが違うと感じて
おられたようだ。

宿題はやらないし、提出物は出さないし、机の中はいつもぐちゃぐちゃだし、席は立つし……

ただケントは大騒ぎはしないので、窓辺で外を見ていても、先生は放っておいてくださっていたようだ。

 

ストレス発散

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケントは幼稚園のときは、絵を描かなかったし、4年生から、学校は遅刻するし、6年生になると、かなり休むようになったし、そして、外をみたくなったら、フラーっと窓辺に行く。

なかなか自由にやっていた。

 

そんなふうでも、学校でストレスがたまるらしく、帰ってくると私にあたっていた。

「おかえりー」と迎えると、
「おかえり、言わんといてやー!」と半泣きで怒っていた。

 

リビングのマットにみのむしみたいにくるまり、ずっと出てこなかった。

みのむし状態は静かだけど、そうでなければどなるし、弟たちは下手をするとけとばされるし、大変だった。

 

そんなに荒れるなら学校に行かなくてもいいと言いたいくらい荒れた。

 

 

そして、どんどん学校に行かなくなった。

 

とにかく、ケントには日本の学校は合わなかったのだろう。

本人も「めんどくせー」と言ってたし……

 

幸い長女がガッツリ不登校だったから、ケントもタラタラとできたわけだ。

 

心配しなくても

 

家でも子どもは学ぶし、成長もする。

マンガ読んでダラーっとしているのを見ると「こんなんで大丈夫かね?」とも思ったけど、大丈夫だったね。

 

自力ゆとり教育を実践している子は、案外たくましいおとなになりますから(*^^*)

 

 

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(発達障害、子育て、自立に向けて、不登校、引きこもり…)

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自力ゆとり教育実践” に対して2件のコメントがあります。

  1. はえばる より:

    すごく読んでて涙が出るくらいに響きました。我が家の四年生の息子も、自力ゆとり教育中で、私ものんびり構えているので、本人に合わせて遅刻したり、休んだりを見守っています。担任の先生の理解がある今年は本当に助かっています。でも、学校頑張ったけど疲れてしまい、大荒れで帰ってくる日は、暴れて蹴ったり叩いたり、物を投げたり、暴言吐いて、嵐のような時間。向き合ってヘトヘトになります。そうやりながら、少しずつ成長する彼の事を考えてコラムを読むと、ケント君の幸せな笑顔があるから。子どもの成長する力はすごいですね。

    1. 堀内 祐子 より:

      Hさま

      コメントありがとうございます。
      この記事は自分でも好きなんです。
      自力ゆとり教育が実践できる子もすばらしいし、お母さんもすばらしいって思っています。
      きっとステキなおとなになりますよ(*゚∀゚*)

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