ケントの存在
講演のときに、兄弟仲はどうでしたか?と聞かれることがある。
兄弟仲は良くなかった。
トルネードケント炸裂だったから、
ゲームをやっても自分が負けそうになると、弟をぶん殴る、
弟はたまったものではない。
痛い思いをしたくないし、
だからと言って、次男、
むしろ三男は、
とにかく、弟たちにとって、ケントは恐ろしい存在だったと思う。
高校生くらいになると、弟にラーメンを作らせておいて、「遅い!
親としても情けなくなるくらいケントは、自分勝手で、
そんなふうだったから、兄弟ゲンカにはならず、
次男はいつしかケントを怒らせないように、
次男が誰に対しても、びっくりするくらい、
三男は、かわいそうにケントが怒ると、貧血を起こして、
辛かったと思う。
罪滅ぼし
ケントは大きくなって、
よく、「罪滅ぼしだ」と言いながら、弟たちの世話をやく。
もちろん、嫌がられているけど……
結論として、わが家は兄弟仲は良くない。
そして、ケントは誰にもゲームの相手をしてもらえないから「
夜中にポソポソしゃべりながら、
こういうことを講演の中で話すと、なぜか皆さん安心したような、
つまり、多くの方が子どもたちの、兄弟仲の悪さや、
もちろん、仲が良いに越したことはないけれど……
まー こんなもんです( ― )