すごい先生

家庭訪問で

 

この時期はやたらと学校のときを思い出す。

 

始業式が終わってしばらくすると家庭訪問が始まる。

 

次男の家庭訪問だった。

 

ちなみにそのときは中学1年生。

 

 

先生は、特別支援学校からいらして普通級は初めてという女性の先生だった。

 

話はそれるが私は3学期になると、クラス替えがあるときは、学校に行って、校長先生にお願いする。

 

「うちの子どもに対応できる先生をお願い致します。
でも学校にも色々な事情があると思うので、できる範囲でお願い致します。
そして、どのような先生であっても文句は言いません」みたいなことを言いに行く。

 

それで、次男の先生はそういう経歴の方だった。

 

先生と和やかに話していた。

 

そこへ長男が帰ってきた。

 

 

怒鳴りまくるケント

 

 

 

 

 

 

 

 

先生と私はダイニングで話していたのだが、長男は隣のリビングにいた。

 

つまり、二人の会話はしっかり聞こえる。

 

急に長男はダイニングに来て怒鳴りだした。

 

おまけにテーブルとかバンバン叩いている。

 

「てめぇ、あいつの気持ちをちゃんと確認してんのか?
あいつはそれでいいって言ったのか❗‥‥」

 

私は本人の気持ちを確認して、その上で先生にお話ししていると長男に言ったのだけど、聞こえているのかどうか分からないくらい興奮して怒っている。

 

最後は椅子まで蹴飛ばされた。

 

ひとしきり言うと外へ行ってしまった。

 

私はそういうことは慣れているが、先生はさぞやびっくりされたことと思う。

 

先生は黙って見ておられた。

 

そして、ケントが行ってしまって、最初におっしゃったことは今でも忘れない。

 

「ケント君は弟さんのことを思っておられるのですね」だった。

 

あんなに怒鳴りまくっていたのに先生はケントが何を言っているのか聞いておられた。

 

先生は養護学校で色々な生徒さんを見てこられた。

 

だから、ちっとも驚かないないともおっしゃった。

 

「ケント君は優しいお子さんですね」

 

それを聞いたときに、今後の次男の学校生活は明るいと感じた。

 

 

そして、その通りになった(*゚▽゚*)

 

 

 

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