独特な方法
先日、ケントとご飯を食べた。
まぁ 焼き鳥だったんだけど‥‥
このとき、かなり色々なことを話した。
これは私の特徴の一つだと思うが、子どもの話を聞くと、やたらおもしろがる。
って言うか、ほんとにおもしろい。
ずっと前のことを、実はこうだったって聞かされたりする。
ケントが高校生のときのこと。
一応、高校に入る前に、高校は単位を取らなくては卒業できないこと。
単位を取るためには、必要な出席日数確保とテストで合格点を取ることなどをあらかじめ伝えていた。
本人は「高校は卒業する❗」と言っていた。
中学はあんまり学校に行ってはいない。
テストは白紙か受けない。
当然、オール1
それでも「高校は卒業する」と宣言していたわけだ。
そして、ほんとに卒業した。
ところが、ケントの単位の取り方がおもしろいのだ。
休める日数は全て休む。
つまりギリギリ。
休める日数の大半を1学期に消化してしまう。
当然、2学期、3学期はほとんど休めない。
仕方なく出席日数を稼ぐためのみ学校に行く。
そして、毎時間漫画を読みふける。
つまり、授業は全く聞いていない。
しかし、テストで必要な点数を取らなくてはならない。
なので、ケントは先生に何点取ったら単位をくれるかあらかじめ聞く。
だいたいは80点台から90点台。
そして、一夜漬けで、提示された点数を取り、全ての単位を取得して留年することなく卒業した。
提示された点数を下回ることはなかったと言うのだから、大したものだ。
本人曰く、おもしろくもないものを聞くのは嫌だ。
だけど、卒業するためには合格点を取らなくてはならない。
短期記憶でまかなえる範囲だったら、その方がずっと効率的だ。
ってなことを言っていた。
そして、ケントは好きに漫画を読み、そして考えることは大好きだから、好きなことをいつも考えていた。
なんで、考えるようになったの?
話は飛ぶが「なんでうちの子たちはみんなすごく考えるのかなぁ」と聞いてみた。
ケントは即答した。
「学校にあんまり行かなかったからだよ。
学校でつまんない話聞いたり、指図されることがなかったからだ」
学校に行かない分、考える時間が十分に確保されてたってこと。
学校教育を敵に回すような大胆なご発言❗
しかし、心からそう思っているようで、社会に出て必要なのは、自分の頭で考える力だと言い切る。
じゃー、なんで高校を卒業したのかと言うと、高校ぐらい卒業しようと思ったらしい。
だから、高校を卒業することは最初から決めていた。
自分で決めていたから、やり遂げた。
こういう単位の取り方は賛否両論あるとは思うが、とにかく、集中するとバンバン頭に入るし、短期記憶が良いという自分の脳の特性を十分に生かしたわけだ。
つまり、こういう話を、私はいつもキャッキャ笑いながら聞いている。
うちの息子は
やっぱり
おもしろい(((o(*゚▽゚*)o)))♡