久々の再会
調度1ヶ月前、鹿児島、熊本で次男と、講演があったので、熊本の実家に寄ってきた。
次男は、小学校の4年生くらいのとき以来だったし、私はなんと24年ぶりくらいだった。
電話では、しょっちゅう話しているし、夫はよく熊本に行くので、両親の様子はよく聞いていた。
ちなみに長女、長男、三男はこの2年くらいの間にそれぞれ会いに行っていた。
でも、私はずっとずっと会っていなかった。
そして、久しぶりに両親に会った。
母は随分と弱っていたけれど、精神と言うか心は、以前と変わらなかった。
母は夫の母なのだが、私はこの母のことを心から尊敬している。
もう本当に大きく、広い心をもっている。
そして、深い愛はいつも変わらない。
夫が子どものことを自然にほめるのは、自分も幼いときから、両親に一人の人間として尊重され、ほめられてきたからだと思う。
堀内家の教育
次男を見て、両親は立派な青年に育ったと喜んでくれた。
他の子どもたちが行ったときも、その都度どんなにすてきなおとなになったか、たくさんほめてくれた。
そして、母はこんなことを言った。
「孫たちが、みんな立派に育ったのは、全部あなたのおかげ。ヒロ(夫)は家になんかおらんかったから、なんもしとらん。あなたが一生懸命育ててくれた。ありがとう」
もちろん、私は夫のおかげって思っているけど、胸がいっぱいで、なんかちゃんと答えられなかった。
夫も子どもたちがおとなになったときに、母と全く同じことを言った。
「子どもたちが、みんな立派に育ったのはママのおかけだよ」
私は、母に言われたときに、そのことを思い出していた。
夫は、この母に育てられた子だなぁ。
そう、思った。
両親と別れるとき、「ありがとうございました」のあいさつと共に、しっかり握手をしてきた。
涙をこらえながら……
私たちの子育てのベースは両親の教育にある。
幼いときから一人の人間として尊重すること
自立を念頭におくこと
信頼すること
ほめること
愛すること
この両親に会えたことを、神様に感謝せずにはおられない。